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"Echoes" by Pink Floyd

 投稿者:Miranda Welrech  投稿日:2017年 8月13日(日)04時23分6秒
  通報 返信・引用 編集済
 
いまは昔ではなく、昔のことが思い出されるというのも年齢をとったからかとも思う。
たまたま、映画『薔薇の名前』のタイトル曲を聴いていて、何か別の変わった音楽はな
いのだろうかと思った。音楽ファイル(MP3とmidi)の入ったフォルダーには、ピン
ク・フロイドの『夢に消えるジュリア』が入っていた(昔、ここにコピーして入れたの
で、これは単一の曲をどこかで拾ったのか、またはアルバム『ピンク・フロイドの道』
全曲のMP3を、ダウンロードして、そこから、Julia Dream だけを別にコピーしたの
か、忘れてしまったが、Youtube で調べると、非常に、興味深い動画がついた曲が、ア
ップロードされていた。

これは10日のことで、次の動画である:



これをローカルに保存して、それ以外に、『シッラス・マイナー』なども保存していた
が、昨日、12日にローカルでプレイヤー再生してみると、途中から、音楽がなくなっ
ている。そんなはずはないので、これはローカルへのダウンロード失敗だと思い、もう
一度、ダウンロード・変換で保存すると、今度は正常に再生できる。途中、半分ぐらい
のところで、音が出なくなっていたファイルは、再度ダウンロードした正常なファイル
に較べて、3MBほど小さかった。つまり、このサイズが、消えた音に使っていたファ
イルの領域の大きさになる。

別の動画も再生してみると、こちらは、動画が途中で出なくなっているので、これも再
度ダウンロードすると、正常なファイルとなった。前のファイルが30MBぐらいだっ
たのに対し、正常なファイルは、60MB近くある。30MB近く欠落すると、動画自
体が、消えてなくなることになる。

そうこうしていると、朝になったが、Youtube を調べていると、Pink Floyd の"Meddle"
全曲がアップロードされている。これは、動画というより、曲名だけが表示されている、
音楽ファイルと云ってよく、ローカルに保存してみると58MBしかない。「メッドル」
全曲で47分弱あるが、この動画が58MBということは、これは、MP4に変換しても、
大体これぐらいの数字である。次のURLにある:

https://www.youtube.com/watch?v=QdDiE1ljUwQ

この動画のコメントで、「エコーズは我が人生、我が宗教なり」と、Der Fuhler という
名のユーザーが書いている。それに対するコメントで、「総統(Der Fuhler)、その通り
だ」と誰かレスしている。
>> Echoes is my life, My religion.
このように総統が云っている。

なるほど、と思い、わたしは、バッハのカンタータのなかのコラールの歌詞で、
> Echoes bleibet meine Freude, meines Herzens Trost und Saft.
とか云えないかと思った。コメントを書きたくなったが、昔、Google に登録した適当な
ユーザー名が出てくるので、コメントには書かなかった。

「メッドル」全体をローカルに保存した後、「エコーズ(Echoes)」だけを、ローカル
で聞いてみて、素晴らしい傑作だとあらためて思った。ピンク・フロイドは、半世紀前、
二十歳頃に、このような傑作を造っていたのだと考えると、人間の才能の偉大さという
ものが痛感される。ピンク・フロイドは、当時は、四人組のグループだったが、何かの
事故で、四人が全員、「メッドル」発表の後に世を去っていたとしても、彼らの名前は、
歴史のなかで燦然と輝き、人類の存続する限り、忘れられることはないだろうとも思っ
た。

なお、「メッドル, Meddle」は、

One of These Days
Pillow of Wind
Fearless
San Tropez
Seamus

Echoes

の全部で6曲で構成されている。レコードだと、A面とかB面があるが、わたしは、昔、
Echoes があるのが、A面で、One of These Days で始まるのがB面だと思っていたが、
どうも、One of These Days のあるのが、A面で、B面に Echoesがあるようである。B
面全体が Echoes 一曲である。

上の「メッドル」動画だと、「エコーズ」は、半分ぐらいのところから出てくるので、
「エコーズ」単独の動画(というか、音楽)の投稿は、以下にある:



曲冒頭の、何とも表現しようがない、柔らかい鋭さを持った、甘美で透明な電子ギター
の弦音が奏でるメロディが、この世のものとも思われない美しさを持っている。ピンク
・フロイドは、電子音楽のマインドミュージックの開拓者で、先駆者で、多分、最高峰
だと言える。彼らは、開拓者であって、電子音楽は、まだそれほど自由自在に、作り出
せる時代ではなかった。従って、この信じがたいような「音・メロス・メロデス」は、
電子音楽ではあるが、人間が実際に演奏している、非電子音楽でもある。

どこにもない、奇蹟的な「音楽の宇宙」を作り出している。しかし、この宇宙に心を旅
するのは、精神的には、非常に重いことだとも言える(精神のエクスタシーであるが、
それは、非常に大きな心体的疲労感をもたらす[心体=psychosomatic, プシューコソー
マティック]。ψυχοσωματικη)。

人が死後に辿り着く世界は、プレンセス・マリー・ドルレアンが云っているように「華
麗なる静寂の暗黒」であろうと思う。静寂のなか、意識はなく、しかし、魂はあり、永
遠(アイオーン)における休息があるだろう。死を考えるとき、時に、「無限の恐怖」
を実感するが、死の事実性は、人の意識の思考や思念・私念を越えて、事実である。

人は、死を肯定しても、否定しても、受容しても、拒否しても、死ぬ。人が生きている
あいだは、死はない。他方、人が死んだとき、死を恐怖する「わたしの意識」は存在し
ていない。それ故、死は、わたしにとって「存在しない」というのは、消極的には、死
について幾ら考え苦しみ、あるいは期待しようと、死は来るときに来る、それ故、死に
ついて、考え悩むことは意味が無い、という意味である。しかし、積極的には、死は、
人の創作や技術や念慮に先行して、「闇の光」として、人の魂の宿命の故郷としてある
という意味になる。

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